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女性検事が性犯罪被告人を一喝

強制性交等未遂。

被告人は身長185cmで体重もありそうな体格。若い外国人留学生で、童顔であり、供述内容を聞いていても精神的に未熟なところが垣間見れる。


 LINEで知り合い、被害者が自宅に招くなど付き合いがあったが、寝ている間にわいせつなことをされたため、別れ話をしてLINEをブロックしていた。


 被告人は、別のアカウントを使って被害者に接見を強要。その際、寝ている間にわいせつな行為をしたときに撮影した画像を送り付けて、応じないと拡散すると脅迫した。


 被告人は、紙袋にロープとボールをいれて被害者宅を訪れ、被害者は脅迫されていたため部屋に入れたところ、「セックスする」といったが、被害者は応じなかったため、部屋に置いてあったハサミを差し向けて「強姦で捕まりたくない、強姦で捕まるなら、殺す」などと言って、被害者の上衣をはぎ取り、上半身裸の被害者に無理やりキスをして舌を入れ、ショーツに手を入れて陰部を触るなどしたため、被害者は「助けて」と叫んだところ、被告人は首を絞めるように抑えてきたが、被害者は振りほどいて、上半身裸のまま外に飛び出した。

 物音に気付いて、上半身裸の女性が助けを求めているのを目撃した隣人が110番通報した。


 被告人は、被害者との仲を取り戻したいと思って、彼女が元カレの話で話していたSMをすれば喜ばれるのではないかとロープとボールを持参したもので、性交を強いるために身体を拘束する目的ではなかったと供述している。

 関係修復を訴えて仲良くなりたい一心だったと訴えるが、その犯行は被害者には恐怖でしかなかっただろう。


 女性検察官が被告人質問の中で被害者が155cmという体格差に触れて、「こんな対格差がある大きな人に刃物向けられたらどれだけ怖いかわからないんですか。女性が上半身裸で外に逃げるなんてどれだけ恥ずかしいかわからないんですか。だめですよ!」と激しい口調で𠮟りつけた。裁判は事実の真偽を争う場であり、こうしたことは本来的ではないけれども、女性検察官の思わず怒りのこもった発言に、「性暴力は許さない」という信念がうかがい知れる場面だった。

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