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盗撮前科12犯 更生プログラムは無効

更新日:2022年12月20日

迷惑防止条例違反。実刑1年8か月。


日本橋駅構内において、3人の女性の胸を上着の上から盗撮した事件。

被告人は、16年前ころから盗撮をはじめ、やめられなくなり、直近ではH28年に2年2か月、H30年に2年5か月の刑に服し、R2.11.30出所後半年もたたずに盗撮を再開し、R3.9.9本件犯行に及んだ。


裁判が1年以上も遅れたのは、被告人が捕まるときに証拠隠滅のために携帯電話を壊したので、そのデータ復元に時間がかかったから。


過去にはスカート内も盗撮したことがあるようだったが、今回はスカートの中でなければ捕まらないのではないかと思っていたとのこと。胸の大きな女性がこのみだった。捕まえた女性は、前日にも同様に盗撮されているのに気づいていたので、同じ犯人とわかり、捕まえた。被告人は、同一人物とはわかっていなかったという。


裁判では、やはり再犯防止対策について、過去の裁判同様に治療プログラムを受けるようにという流れではあったが、被告人自身は仮出所の時に受けた再犯防止プログラム(認知行動療法)では現実的ではないと感じたという。それで防げるくらいならとっくに防げていると被告人は言う。


次回出所後は、動画撮影機能のないキッズ携帯などにしたらという検察官の提案に対し、子供用のものを持ちたくないなどと、どうやっても防ぐという意識もない。求刑は懲役2年だが、おそらく求刑通りと思われるが、彼が次回の刑務所内でプログラムを受けても再犯リスクは減らないと感じた。


被告人は職人とのことだが、公共機関をつかわず通勤できるような寮などで、確実で物理的な再犯防止対策を行いながら、自助グループや相談機関につながり自身の新しい生き方を目指していくことが必要かもしれない。


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