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11歳児童にわいせつ行為。未成年時に4件の同種前歴。

執筆者の写真: 団九郎団九郎

強制わいせつ。

実名報道された事件。

被告人は事件当時22歳の大学生。就職も内定していたが辞退した。実名報道により大学も除籍になるだろうとのこと。


事件は、ライブを見た帰りに好みの女児を見つけたため、後を追って人気のない建物の敷地内で道を聞くふりをして右手に持ったスマホのマップを見せながら左手を背中に回して衣服の上から臀部や太ももを触り、抱き着くようにして胸を衣服の上からもんだうえ、かわいいからマスクを取って顔を見せてほしいといったところ断られて、逃げられた。


少女は家につくと、親に報告して親が警察に通報し防犯カメラの操作などから被告人が逮捕された。


被告人は5年前にも同種の4件の事件で捕まっているが未成年だったため前科とはなっていない。この事件で再犯を防ぐために性犯罪防止のプログラムを受けていたが、1年ほどでやめている。その後、就職活動がうまくいかないなど精神的な不安や不眠を感じるようになり、精神科に通うが性犯罪のことについては相談していない。


今回なぜ再犯したのか、最繫時に迷いはなかったのかという質問には、時がたって当時反省して理解した被害者への精神的被害などのことも忘れていて、犯行時にも迷いはなかったという。


母子家庭で、母親が情状証人に立ったが、以前の犯行後は本人ともコミュニケーションはとれていて、月日が経つにつれてもうあんなことはしないと信じたいという気持ちが強くなり、監督がおざなりになったとのこと。今後の再犯防止については、監督状況を改善するとともに、改めて専門家などの助けを借りていきたいという。


被告人から、法廷で改めて被害者に対する心情が語られたが、「卑劣で自己中心的な行動によって、被害者につらい思いや恐怖や苦しみを与え傷つけてしまった。」とお決まりの言葉をならべたが、被害者がどのようにつらい思いをしたのか、どんな恐怖だったのか、どんな苦しみが続いているのかといったことについて具体的な話はなく、被害者の心情は理解しているようには思われない。もっとも、裁判で問われたからと言ってそれがわかるくらいだったら、そもそもが再犯していない。


被告人は根本的な再犯についての対策を現時点では全く理解していないと感じられるのに裁判では、「今度こそ誓いますか」などと弁護士も健司も裁判官も言う。「誓う」ことで再犯が防げなかったことは誰の目にも明らかなのに、結局は裁判においては裁くことが目的であり、ことの本質が考えられることは決してない。

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