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私たちについて

加害がなければ、被害もない。

そんなシンプルな発想から、私たちは、「性暴力をなくしたい」という思いで活動しています。

性被害を受けた方への支援は少しずつ広がっています。一方で、「性加害をするあるいは、しようと思う人たちが、性暴力を起こさないために」安心して話し合える場は、まだ多くありません。

私たちは、加害を正当化したり、責任を軽く考えたりするための活動ではありません。

性暴力と向き合い、被害を生まない社会を目指すために、「人はどうすれば助けを求められるのか」「社会はどうしたら生きやすくなるのか」を考え続けています。

治療や更生、司法の役割は必要とされてはいるものの、その上で私たちは、もう一つの道として、「性暴力という問題を社会全体の課題として考えること」を大切にしています。

そのために、相手を一人の人として尊重し、対等な立場で話を聴き合う「対話」を重視しています。中心となる方法の一つが、オープンダイアローグの考え方です。

私たちは、誰もが安心して、すべての人が社会の大事な存在になることで未来の被害を減らしていける社会を目指しています。そうしたなかで、自然と責任という意識が芽生えるものだと考えています。

ストーリー

発起人の一人である私は、かつて痴漢を繰り返し、刑務所にも入りました。それでも再犯を止めることはできませんでした。

最後に捕まった時「本当に自分ではどうにもならないのだ」と絶望を経験し、「もう二度と同じことを繰り返したくない」と決意してからは、電車を使わないなど、自分なりのリスク回避を徹底してきました。

しかし、リスクを回避するだけではどうしても衝動は止みませんでした。そんな中で、さまざまな人との出会いや、自分の体験を語る機会がありました。

ある日、多くの人の前で、自分の過去を隠さず話しました。

とても怖かったです。

厳しい言葉を受けることも覚悟していました。

けれど、最初に声をかけてくださったのは、「話してくれてありがとう。頑張ってください。」と言ってくださる方でした。

そのとき、今までにない、

「社会とつながり、人として尊重された自分」

を感じた瞬間でした。

また、性被害を経験した方から、

「私に加害した人も、あなたのように変わろうとしているなら、それを応援したい。」

という言葉もいただいきました。

後日談ですが、この話を聞いて苦しくなった方もいたと聞いています。

それでも、自分の体験を正直に語ることが、誰かの希望や性暴力加害の防止につながるなら、語り続けることが私の「責任」であると自然と感じることができました。

だから私たちは考えます。

性暴力が起きてしまった後だけでなく、「起きる前」に社会ができることはないだろうか。

その問いから、この活動は始まりました。

チームの面々

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