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「子どもから好かれていた」監護者わいせつ

監護者わいせつ、児童買春・ポルノ防止事件

14歳女児に対して、ホテルに宿泊し午後8時ころから翌日の朝まで、その乳首や陰部を手で触り、自身の陰部を押し付けるなどして、その様子を動画などに撮影し記録した。 被告人は、被害女子が3歳くらいのころからその母親と知り合い、5歳くらいのときから同居するようになった。小学校3年くらいのころからじゃれあう中で性的な欲求から一線を越えて体を触るようになった。犯罪であり、性被害の後遺症について知りながら、行為はやめられず、動画や写真を撮るようになった。特に女児に関心があるというわけではない。 被告人は、犯罪事実は争わないとしながらも「自身の陰部を女児の陰部に押し付け」とある部分について、陰部ではなく「おしり」であることを頑強に否定している。

なお、この場面の動画には音声が残っており「入ってる? 入ってない?」などという被告の声が記録されているという。この点について、被告はそのように言葉を発することで興奮していたのであって、挿入はしていないという。

ちなみに、この時の体制は、こどもも被告も裸になっており、こどもはうつぶせで、被告人はこどもの上に馬乗りになっている。

(いったいこの体勢で、押し付けたのが陰部でなく臀部であるということにどれだけ意味があるのだろうかと思う)

情状証人には、被告人の82歳の父親が出廷したが、若干認知症が入っているようで自身の年齢も返事に時間がかかり、妻の年齢は20歳も違っていた。足は悪く、日常的に被告人に生活の世話を家まで来てくれていることで助かったいるので、被告人はぜひとも早く家に帰してほしいという。


示談は成立しており、示談金300万円は被告人の父親が自身の老後のためにためたお金で支払っている。被告人は、毎月5万円程度づつ返して5年くらいで完済するつもりとのこと。

(被害者の被害の後遺症を考えると桁が少ないのではと考えさせられる) 検事は、若い女性であったが、被告人の反省が甘いと見るなり、こどもという弱い立場を利用して悪質であるということをことば強く徹底して、本来であれば裁判にはふさわしくない非難をメインに質問を堂々とするしていたのが印象的だった。


次回公判 9/12 15:30(求刑?)


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