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顔認識や言語獲得が特化していく理由

生後6か月の赤ちゃんは、人の顔も動物の顔も個体の区別が認識できるが、9か月以降の赤ちゃんは人以外の動物の顔の個体認識ができなくなるという。また、言語についても学習した言語以外の音の区別ができなくなるという。 これらは、自分が育つ環境で生きていくために認識が特化され能力が失われるのだという考え方があるそうである。


しかしながら、大人になっても、例えば動物園の飼育員が動物の個体を認識できるように学習環境さえあればその能力を獲得することは可能であるし、動物でさえ、例えばペットのように飼い主とほかの人間との個体の区別は可能になっていると思う。 なので、これは能力が失われるのではなく、生きていくのに都合の良いように見るもの聞くものを、例えば必要なもとのそうでないものに分ける人用で性からそのように学習するシステムが先天的に備わっているものと考えられるのではないかと思う。


もしそうであれば、人種差別やその他の差別がなぜ起こるのかという説明がつくような気がする。つまりそれは、生物として生存していくために遺伝子に組み込まれた仕組みであり、それは意識しないと制御できないものなのではないか。


昨今、多様性とか対話とかがトレンドになっているが、生得的な機能に対する挑戦であり意識しなければ成し遂げられないことであることをよく考えるべきだと思う。意識しなければ、形だけの押し付けに過ぎなくなる。


例えば環境保護や動物愛護の活動で不快感を覚える啓もう活動があるのは、そうした人間の元来の特性を無視した押し付けだからという気がしている。生き方は押し付けられるものではなく、自らmナぶものだと思う。

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